私の2歳年下の弟は、
統合失調症、アスペルガー症候群で現在、閉鎖病棟で入院中です。
12歳で診断が下り、その後は入退院を繰り返しております。
入院中は、週二回、面会に行くのですが、とても穏やかに暮らしているようです。
当時は統合失調症や、発達障害に対する認知が出来上がっておりませんでした。
治投薬療が始まったのは、12歳で診断が下った後でした。
今思えば、子供のころから正常ではない言動が見受けられました。
12歳で突然発症したのではなく、そのずっと前、
幼児期から障がいであったのだと思います。
もっと早く障がいに気が付いていれば、
また、その時代に発達障がい児向けのデイサービスで療育を受けていれば、
現在のように閉鎖病棟で入院するような事態になっていなかったかもしれません。
過去のことを悔やんでも仕方がありませんが、今、弟を通じて
僕や家族が体験した発達障がい児を持つ家庭にしかわからない苦労をされている
児童や親御様がいらっしゃれば、その一助を担いたいという思いが強くあります。
預かるだけではなく、運動と学習を中心とした療育を施すことによって、
自立をサポートしたいと思います。
親御様のご希望は、自分が老後を迎えた後、
子どもが将来自力で生活し生きて行ける能力を身に付けることです。
障がいのある児童への支援は、「早期発見・早期療育」と、言われています。
児童期に運動と学習を中心とした、良質なサポートを提供し、
利用者様、親御様のお役に立ちたいと思います。